ゴルフクラブの製造方法 鍛造と鋳造

今回は、大人の社会科見学としてゴルフクラブの製造方法について

ご紹介します。

そもそもゴルフクラブってどうやって作られているのか?知ってますか?

メーカーホームページやカタログには必ず、製法が記載されてます。

ちなみに、↓はダンロップ ゼクシオの記載

フェースは鍛造、ボディは鋳造になってますね。

今回は、鍛造と鋳造に焦点を当ててそれぞれの特徴をお伝えします。

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鍛造=フォージド
鋳造=キャスティング、ロストワックス

まずは、鍛造(タンゾウ)から

簡単に説明すると、金属を叩いて目的の形にするという製法です

よくゴルフショップの店員が、

「このクラブは鍛造なんで、打感がいいですよ!」

などと決め台詞のように接客をしている姿を見ますが、一般的に鍛造というと、

刀鍛冶のイメージがどうしても強くなると思いますが、ゴルフクラブの場合は機械を使います。

↑は鍛造製法でも有名な遠藤製作所の機械です。

↑は、ミズノの養老工場を見学した際の、工程別の仕上がり

丸い棒を曲げて、一発目の鍛造した時が「↑」の一番右側、
そしてアップした写真が「↓」です。

餃子の羽?ではないですが、あまり部分が多く出ていますね。

丸い棒を巨大なプレス機械でヘッド形状にした金型で叩いてヘッドの形にするという、
昔ながらの製法です。
ちなみに、先ほどのご紹介した、ゼクシオのフェース面は丸い棒材ではなくて、
板材をフェースの形になった金型で鍛造しています。

続いて、鋳造(チュウゾウ)です。

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鋳造とは、簡単にいうと、

金属を液体にして、金型に流し込み、冷やして形にするという製法です。

まず、金型にロウの液体を流し込みます。このロウはすぐに乾きますが、
強く握ったりすると形が変形したり、すぐに壊れます。

金型から取り出したロウを効率よく生産できるように、ツリー状にします

このツリー状にしたもを天ぷらを揚げるように、液体を付け更に砂状のものを付けます。

これを乾燥して、上の方から鉄の液体を流し込みます。

これを冷やして、ツリーから切り取る

そこから、バリをとり、ホーゼルに穴を開けるという作業に入ります。

鋳造は、生産性が非常に高く、大量に作ったり、細かな凹凸にも対応できます。

ざっと、鍛造と鋳造の作り方については説明しましたが、

結論として、どちらの製法がゴルフクラブにとって良いのか?

私の意見としては、

ドライバーは鋳造、鍛造の拘りは無くて良い
アイアン、ウェッジについては、打感がいい、鍛造がオススメ

一時期、ドライバーも鍛造が良いと思っていましたが、現在の鋳造技術は進化しており、
打感以上に性能が良くなっています。

例えば、いま流行りのキャロウェイ エピックのヘッド内にある2つのバー

こんな細いバーを作る技術は凄いです。

また、打感などはフェースだけの素材の鍛造を使えば打感は良くなります。

ただ、アイアンの打感については、鉄の塊ですので鋳造は、鍛造には勝てません。

なぜ、鋳造は打感が悪くなるのか?というと

金属を溶かした時点で気泡などが入って密度が変わってしまいます。

↑ミズノの鍛造製法サイトから

非常にわかりやすい映像ですね。

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